(Z)【茶器/茶道具 茶入(お濃茶器)】 高取焼き 鶴首 高取喜恵作 仕服:藤言金蘭

【高取焼きは小堀遠州七窯の一つ】
7か所(赤膚・上野・高取・古曽部・志戸呂・膳所・朝日)

茶入 高取焼き 鶴首 高取喜恵作 仕服:藤言金蘭

【高取喜恵(たかとりきえ) (本名 高取キセ子)】八仙窯
 13代高取八仙の妻
1934年昭和09年 福岡県生まれ。
  家業の製陶を手伝ううち、昭和38年頃より製作活動を始める
  師 高取焼十三代高取八仙氏に師事
  八仙窯特有の並黒(飴釉)を研鑽中
 

茶入れって?

  • 茶入は濃茶を入れる器です。

<種類(形)>

  • 君台観左右帳記(くんだいかんそうちょうき)には「抹茶壺図形」という19種類の名称で書かれています。
    現在では19種類に加え、様々な形の物が作られるようになりました。
  • 主な形
    ・肩衝茶入(かたつきちゃいれ)・文琳茶入(ぶんりんちゃいれ)・茄子茶入(なすちゃいれ)・大海茶入(たいかいちゃいれ)・丸壺茶入(まるつぼちゃいれ)

<蓋の種類>

  • 掬蓋(すくい)・一文字蓋・瓶子蓋(へいし)・盛蓋(もり)落込蓋(おちこみ)・玉堂蓋(きょどう)・栄螺蓋などがあります。
  • 主には茶入の蓋の材は象牙といえます。
  • 象牙は俗言で毒を消すと言われています。また、金にも毒を消す効果があるといって蓋裏に貼って用います。
    「共蓋や角、唐木の蓋などもありますが、濃茶入にはつかいません。」
    瑕(きず)のようなすがあるものがあり、利休はこれを景色に見立てたといいます。
    (現在では象牙の替わりに、ラクトなど、樹脂製の物や木製などが使用されています)

<茶入いろいろ>

  • 茶入れには中国製の唐物や日本製の和物や東南アジアで焼かれた島物があります。
  • 和物茶入には、瀬戸・高取・信楽・志野・鼠志野・織部・唐津・朝鮮唐津・膳所・丹波等があります。
  • 和物茶入のはじまりは、瀬戸茶入で、唐物茶入倣って瀬戸で焼かれた茶入です。

<茶入の見どころは>

  1. 茶入の形成は口造り・銅の表情(釉なだれ・釉露・釉際)・銅紺があります。
  2. 糸切のいろいろ
    形成した器を轆轤(ろくろ)から糸を使って離すときに底にのこる渦状の細い線のこと
    (形でなどで作られる物もあるため、糸切がない物もあります)
    • 唐物糸切は左回り糸切(逆糸切)
    • 和物糸切は右回り糸切(順糸切)
    • 他に渦糸切・刀糸切などの同心円の糸切

<仕服>

  • 仕服は茶入や薄茶器・茶碗など道具の保護のための袋を指します。ここでは茶入ための袋です。
  • 仕服は底の丸い部分と銅の部分は二つの合わせ裂に裏地を縫い合わせ、それに併せて緒とつがりで構成されています。


サイズ 約直径6.6×高9.3cm
素材 蓋:象牙
作者 高取喜恵作
木箱
   (野吉中・42150)