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【茶器/茶道具 炭道具】 紙釜敷き 檀紙 五色 奥村吉兵衛作 (千家十職 表具師)

【茶器/茶道具 炭道具】 紙釜敷き 檀紙 五色 奥村吉兵衛作 (千家十職 表具師)

SKU:sumitori-96

通常価格 110,000 円
通常価格 セール価格 110,000 円
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●釜敷(かましき)とは…亭主が客の前で炉や風炉に炭を組み入れる炭点前(すみでまえ)で用いる、火から釜を下ろしたときに、釜の下に敷くものです。
釜置(かまおき)ともいいます。
藤・籐・竹・竹皮・紙縒・糸組(紐)などを編んで作った「組釜敷」、奉書・檀紙・美濃紙など二十枚から四十八枚を一束として四つ折りにした「紙釜敷」、竹の節を輪切りにした「竹釜敷」、水屋用の桐の「板釜敷」などがあります。
武野紹鴎が唐臼のヘダテを見て、籐(とう)で編んだ物が始まりといいます。
籐を編んだ唐物、または唐物編みにした物が基本形ですが「紐組」や「円座」と呼ばれるちょうど「腰掛待合」に使用する円座を小さくした物のような物などもあります。
紙釜敷は、千利休が懐紙を用いたのが始まりで、真の位の釜敷とされ、席中には炭斗に入れず懐中して出ます。のちに奉書・檀紙などや箔押など好まれるようになります。
炭点前を略す場合は、これに香合を載せて床に荘っておく。
竹釜敷は、千宗旦が花入を切った残りの竹で作ったもので、大きな竹の節の部分を輪切りにしたものです。
板釜敷は、厚3分、5寸角板の四方を切り、中央に1寸の穴を空けた桐の板で、水屋用で、箱炭斗に組んで席中に持ち出します。

サイズ:約縦14.6×横18.6×厚み3.4cm
作者:奥村吉兵衛作(千家十職 表具師)
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【11代 吉兵衛】1901年明治34年~
 10代 吉次郎の長男
 12代 吉兵衛
 11代 吉兵衛の子息
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【奥村家】
佐々木氏の末裔を称し、近江国北部の「谷の庄」なるところの郷士であったとされる。
奥村三郎定道の代、姉川の戦いの後、主家浅井氏が滅亡して浪人となる。
定道の息子・奥村源六郎定次は長男・源子郎を前田利家に仕官させ、長男は後に「奥村摂津守定光」を名乗り加賀藩士となる。
次男・吉右衛門清定は仕官せず、母方の家業を継いで商人となり京にて表具屋となる。
この清定が初代とされる。
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・千家十職とは…茶道に関わり三千家(表千家・裏千家・武者小路千家)に出入りする塗り師・指物師など十の職家を表す尊称である。明治期に現在の十職に整理された。(大正時代に三越百貨店が命名したという説もある)
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箱:木箱
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