【茶器/茶道具　香合】　推朱　紅蜀葵　（こうしょっき）　海田雅孝作

●紅蜀葵（こうしょっき）とは…紅葉葵（モミジアオイ）の別名。（季節　夏）
●堆朱とは…新潟県の北部に位置する村上市は古い城下町で、江戸時代に京都からきた漆工がその技法を伝えたのが堆朱の始まりとされています。
これを村上木彫堆朱「村上堆朱」という。
村上市は良質の天然漆を多く産出していたことから、江戸時代に「村上木彫堆朱」の技法が確立しました。
木地に花や鳥などの模様を彫刻し、天然の漆を塗り重ね、上塗り後に艶消しという工程を行い、表現を豊かにするために毛彫りを施します。
艶消し仕上げを行うことで、使い込むほどに色艶が増して、味わい深い漆器となるのです。
村上木彫堆朱は芸術的に特色ある工芸品として注目される。
昭和30年2月　「新潟県無形文化財」に指定
昭和51年2月　経済産業大臣（当時　通商産業大臣）から、村上木彫堆朱として国の「伝統的工芸品」の指定を受けました。
中国では、黒漆の層に文様を彫り表したものを「剔黒」、朱漆の層のものを「剔紅」といい、中国漆器を代表する技法とされる。

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サイズ：約直径8×高3cm
作者：海田雅孝作
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漆芸家
昭和33年愛知県一宮市生まれ
　県立岐阜工業高校卒業
　師　父の海田宗恵に師事
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箱:木箱