(Z)【茶器/茶道具 茶入(お濃茶器)】 高取焼き 高取八仙作 塁坐 仕服:鴛鴦うんげん錦

【高取焼きは小堀遠州七窯の一つ】
7か所(赤膚・上野・高取・古曽部・志戸呂・膳所・朝日)

茶入 高取焼 塁坐 高取八仙作 仕服:鴛鴦うんげん錦

擂座(るいざ)…甑の周りに鋲の様な半球 形の粒が並ぶ茶入
 

【茶道秘話】
茶道の道具 > 茶入:文琳>肩衝>茄子>大海
文琳(ぶんりん) とは、茶入の形態の一種で丸形の茶入です
文琳という名前は、林檎(りんご)の形に似ていることに由来しています
文琳とは林檎の雅称で、中国唐の第三代皇帝高宗の時、李謹という者が見事な林檎を帝に献じたところ、帝は喜んで李謹を文琳郎の官に任命したという故事によるといわれています
文琳は、唐物茶入の代表的な形で、甑が低く、肩から胴へと張りだした美しい形状の小壷で、古来、唐物 茶入の中で茄子と文琳はその最上位にあるといわれ、名物も多く又、伝わっています

【13代 高取八仙(たかとりはっせん)】高取焼き 八仙窯(皿山)
筑前藩御用窯の役を、鼓の高取家と皿山の高取家とが、家伝を今日に伝えています。
高取特有の技法は、黒田藩の最後の御用陶工であった、高取安之丞(重宣)翁の遺志を、八仙の祖父、佐七(八扇)が継承し、以来、母 八扇コマキ・父 重雄と伝えられました。
1934年昭和09年 生まれ
1953年昭和28年 13代 高取八仙を襲名する
1959年昭和34年 福岡県美術協会会員に推挙された
1979年昭和05年 通産省より伝統工芸士の認定を受ける
1985年昭和60年 福岡県美術展審査員に就任する
1989年平成元年 福岡県最優秀技能者県知事表彰を受ける
 国際芸術文化賞を受賞しました
 平成17年度秋の叙勲に際し、瑞宝単光章を受章
 次代に14代 高取忍氏が研鑽中です
【14代 高取八仙(本名 忍)】
現在、高取焼き 13代高取八仙を継承。
次代(14代)に高取忍氏が研鑽中です


茶入れって?

  • 茶入は濃茶を入れる器です。

<種類(形)>

  • 君台観左右帳記(くんだいかんそうちょうき)には「抹茶壺図形」という19種類の名称で書かれています。
    現在では19種類に加え、様々な形の物が作られるようになりました。
  • 主な形
    ・肩衝茶入(かたつきちゃいれ)・文琳茶入(ぶんりんちゃいれ)・茄子茶入(なすちゃいれ)・大海茶入(たいかいちゃいれ)・丸壺茶入(まるつぼちゃいれ)

<蓋の種類>

  • 掬蓋(すくい)・一文字蓋・瓶子蓋(へいし)・盛蓋(もり)落込蓋(おちこみ)・玉堂蓋(きょどう)・栄螺蓋などがあります。
  • 主には茶入の蓋の材は象牙といえます。
  • 象牙は俗言で毒を消すと言われています。また、金にも毒を消す効果があるといって蓋裏に貼って用います。
    「共蓋や角、唐木の蓋などもありますが、濃茶入にはつかいません。」
    瑕(きず)のようなすがあるものがあり、利休はこれを景色に見立てたといいます。
    (現在では象牙の替わりに、ラクトなど、樹脂製の物や木製などが使用されています)

<茶入いろいろ>

  • 茶入れには中国製の唐物や日本製の和物や東南アジアで焼かれた島物があります。
  • 和物茶入には、瀬戸・高取・信楽・志野・鼠志野・織部・唐津・朝鮮唐津・膳所・丹波等があります。
  • 和物茶入のはじまりは、瀬戸茶入で、唐物茶入倣って瀬戸で焼かれた茶入です。

<茶入の見どころは>

  1. 茶入の形成は口造り・銅の表情(釉なだれ・釉露・釉際)・銅紺があります。
  2. 糸切のいろいろ
    形成した器を轆轤(ろくろ)から糸を使って離すときに底にのこる渦状の細い線のこと
    (形でなどで作られる物もあるため、糸切がない物もあります)
    • 唐物糸切は左回り糸切(逆糸切)
    • 和物糸切は右回り糸切(順糸切)
    • 他に渦糸切・刀糸切などの同心円の糸切

<仕服>

  • 仕服は茶入や薄茶器・茶碗など道具の保護のための袋を指します。ここでは茶入ための袋です。
  • 仕服は底の丸い部分と銅の部分は二つの合わせ裂に裏地を縫い合わせ、それに併せて緒とつがりで構成されています。

サイズ 約直径7.5×蓋含む高7.3cm
約口径3cm
素材 蓋:象牙
作者 13代 高取八仙作
木箱